新型コロナウイルス感染症の状況データをグラフにしてみた

ここ数カ月間、新型コロナウイルス感染症の話題で持ちきりです。
マスコミが発表する数値やグラフは、ニュースになりそうなところを強調する傾向があります。しかし、中立的な観点から分析してみたいと思いましたので、厚生労働省が発表する状況データを集計してグラフを作成してみました。

状況データは、次のようにして、誰でも取得することができます。
「厚生労働省のホームページ」→「報道・広報」→「報道発表資料」→「2020年○月」→「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」

新規陽性者数

僕が調べた限りでは、新規陽性者数は2020/03/10から公表されています。

新規陽性者数について、専門家は、第1波が来る前から、正規分布型のような形のグラフを示していました。僕は、立ち上がりに比べて立ち下がりの部分は、長く尾を引くと思っていました。一旦流行したら、収束するのは難しいと思ったからです。

新規陽性者数

新規陽性者数

でも、実際のデータから作成したグラフは、あまり尾を引かず、ほぼ正規分布のような形を示しています。これは、国民全体で、自粛を頑張った成果だと、誰もが認めるところだと思います。

専門家は、過去の疫病の統計データを参考にして、予測グラフを作ったはずです。それが、今回と似たような結果になったということは、過去の人々も、疫病が流行ると、かなり自粛をしていたということになると思われます。

新規陽性者数の第1波のピークは4/12の743名でした。

新規PRC検査実施人数

新規PCR検査実施人数

新規PCR検査実施人数

なぜか、なかなか最大検査能力に近付かない、新規PRC検査実施人数のグラフです。

最近、ようやく6,000人/日付近になりました。

それでも、最大検査能力の29,790件(6/30現在)に対して1/5程度です。病床と同様に、いざという場合の余力を残しているためなのでしょうか?

特徴的なところとして、5/10以前は、変動幅が大きいことに対し、5/10以降は、変動幅が減少していることが挙げられます。
この理由として、集計方法が電子化されたり自動化されたりするなど、改善が加えられたことが考えられます。

新規死亡者数

亡くなられた方々におかれましては、まことにお悔やみを申し上げます。

新規死亡者数

新規死亡者数

最初に死亡が確認されたのは2/20のことです。2名いらっしゃいますが、この時点では陽性者数が報告されていないため、この方々の感染確認日はよく分かりません。

第1波のピークは5/4の34名でした。

新規陽性者数のピークとの日数差は22日です。陽性判明後、約3週間の闘病生活を経たあたりで、明暗が分かれるということでしょうか。

累積PRC検査実施人数と累積陽性者数との関係

累積PCR検査人数と累積陽性者数との関係

累積PCR検査人数と累積陽性者数との関係

累積PCR検査人数が200,000人を越えたあたりで、傾きが変わっています。

つまり、検査をしたときに、100人あたり7.5人くらいの割合で陽性者が発見されていた確率が、100人当たり、2人以下になったことになります。
変化点は5/8あたりです。このころ、新規陽性者数の第1波がほぼ収束しています。集団免疫的な効果が出てきたためか、PCR検査に余裕が出てきて、軽い症状の方々にも検査が出来るようになってきたかのいずれかだと思われます。

プロットは、累積PCR数が370,000人当たりで間が開いています。これは、6/18の集計に理由があります。

累積陽性者数と累積死亡者数の関係

累積陽性者数と累積死亡者数の関係

累積陽性者数と累積死亡者数の関係

こちらのグラフでは、当初、傾きは緩やかでした。ところが、陽性者数が10,000人を越えた4/19あたりから急になりました。しかし、17,000人を越えた6/4あたりから、当初の傾きと同様、緩やかになっています。
緩やかに戻った理由は、治療が功を奏するようになってきたか、若者の陽性者が多くなり、死亡率が下がったかのいずれかと思われます。

こちらのプロットにも11,000人当たりで不連続点があります。この理由は、4/22の集計時に、(58名の陽性者との突合作業が終了した結果?)、死亡者数が加算されたためと思われます。

国外の累積死亡者数について

国外の累積死亡者数についてもグラフにしました。

国外の累積死亡者数

国外の累積死亡者数

米国が他の国々を引き離してトップです。傾きはやや緩くなってきたものの、この状況はしばらく続きそうです。

次いでブラジルも感染が収まる兆しがありません。

英国では、まだ伸びが続いているものの、イタリア、フランス、スペインといったヨーロッパの国々では、ほぼ収束してきました。

現時点での順位は、これらの国より低いものの、急速に感染者数を伸ばしているのが、メキシコ、インド、ペルーです。

米国、ブラジル、メキシコ、ペルーは、北南米大陸の国々であり、何かしらの共通点がある可能性があります。

インドは人口が多いので、感染が広まると、累積人数が急速に増えることが予想されるため、要注意です。

まとめ

累積数同士の比較において、感染率が下がったり、死亡率が下がったりしていると思われるような変曲点が出現しています。一日でも早い終息を願う毎日です。

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