ELECOMのキーボードが反応しなくなってしまったので、しばらく前から欲しかったThinkPadのキーボード0B47208を買いました。悪いキーボードではありませんが、期待していた使い勝手とは少々異なりました。
ThinkPadのキーボードを以前から狙っていた
昨年、定年後にも使えるようなノートPCを捜していました。重視していたのは、タイピングのし易さです。最終的には、ThinkPadとLet’s noteの2択となり、結局、国産のLet’s noteを購入しました。
Let’s noteを単体で使っている時は、もちろん、本体のキーボードを使います。タイピングの感触はとても良いです。でも、自室の机上で使っている時は、姿勢改善のため、ノートパソコンスタンドを使うようにしました。すると、本体のキーボードが使いづらいので、ELECOMのキーボードTK-FBP102BK/ECを購入して使うようになりました。タイピングを重視して、Let’s noteを購入したのに、普段使いでは、本体のキーボードを使わないのは本末転倒ですね。でも、仕方がありません。
このELECOMのキーボードを選んだ理由は、2つありました。1つ目は、Bluetooth接続なので、USBポートを使わないことです。PC本体には、USBポートが3つしか無く、1つはマウスで使っているので、これ以上USBポートをふさぎたくなかったからです。2つ目は、テンキーが無いタイプなので、机上を広く使えるためです。
実際に使ってみると、あまり高額ではないのに、タイピングの感触は悪くないキーボードでした。
そんなある日、ThinkPadのキーボードが単体で売られていることを知りました。ノートPCの2択ではLet’s noteを選びましたが、以前、会社で使っていたThinkPadのタイピングの感触が良かったので、未練はありました。そこで、ELECOMのキーボードが故障したら、すぐにThinkPadのキーボードを買おうと決心しました。
そして先日、幸か不幸か、ELECOMのキーボードが反応しなくなりました。
ThinkPadのキーボードを買うチャンスが訪れたのです。
数種類のキーボードから0B47208を選択
AmazonでThinkPadのキーボードを調べてみたら、日本語と英語、ケーブルの有無等で数種類あることが分かりました。
日本語と英語については、迷わず、日本語を選びました。
ケーブルについては、USBポートを使わないように、Bluetooth品が欲しかったのです。でも、1万円くらい高額でした。万一、気に入らなかった場合に後悔するので、USB接続品としました。
品番は、0B47208です。しかし、Amazonの商品紹介写真は、どう見ても英語版(0B47190)のキーボードでした。
ただ、買った人のレビューにあった写真が日本語配列だったので、それを信用して注文することにしました。レビューの写真も大切な判断要素になりますね。
ThinkPad 0B47208レビュー
商品は、白いビニルにくるまれて送付されてきました。
開けてみると、段ボールが入っています。
段ボールを開けると、透明なビニルに入れられたキーボードが現れます。段ボールの折り方で衝撃を吸収する構造で、発泡スチロールのような緩衝材はありません。まぁ、キーボードとしては、一般的な梱包形態だと思います。
箱には、キーボードの他に、USBケーブルと説明書が同梱されていました。
キーボードは日本語配列だったので、安心しました。
早速タイピングしてみました。
左右方向には丁度いいサイズでしたが、奥行き方向は少し広すぎるように感じました。
測ってみると、キーピッチは縦横共に19mmでした。会社で使っているキーボードも縦横19mmなのに、どうして違和感があるのでしょうか?もしかすると、ストロークの深さが関係するのかもしれません。
ちなみに、Let’s Note(CF-SV)は横19mm間隔ですが、縦は16mm間隔です。慣れてしまったためか、何の問題も違和感もありません。
さらにタイピングを続けると、ファンクションキーの位置が気になりました。
僕は、日本語入力中に半角アルファベットを入力する場合、タイピングしてからF9、F8を押して変換することが多いのですが、このキーボードでブラインドタッチするとF10、F9と押してしまいます。こうすると、全角アルファベットが入力されてしまいます。これはストレスが溜まります。
また、Excelで隣のセルに移動する際に、右矢印を押す機会も多いのですが、つい、PgDnを押してしまいます。一瞬何が起こったか分かりません。これもストレスが溜まります。キーボードは独自色を出すのではなく、キーの位置を統一化して欲しいです。
せめて、よく使うキーくらいは統一化できないものでしょうか。もし、縦のキーピッチが16mmでよければ、アルファベットと数字の4段分で12mm縮まります。この12mmを使ってファンクションキーの上にもう1段設け、そこに、Home、End、PgUp、PgDnなどのあまり使わないキーを移せばいいのにと思います。
まだ不満があります。Enterの打鍵音です。将棋の駒を盤に打ち付けたようなピシッというような音です。このキーだけ音が異なるので、気が散ります。他のキーと同様の音にするか、無音化して欲しいです。
さらに、裏のツメを立てて、キーボードを手前に傾けた時、中央付近のキーをタイプすると、ボードの中央が撓んで机に当たる点も改善して欲しいです。剛性を高められないのであれば、手前側の両端のゴム足の中央にもう一つゴム足を設ければいいと思います。結構気になるので、僕は中央部に紙を貼りました。こんなこと、できればやりたくないです。
このキーボードで良かった点は、トラックポイントが使い易かったところです。
周辺の小物
ThinkPad 0B47208のキーボードの購入にあたり、周辺の小物を2つ買いました。
このキーボードは、有線なので、USBのポートを1つ使います。僕のノートPCのUSBポートは3つしかなく、そのうち、1つはマウスに使うので、もう1つを常時使ってしまうと残りが1つになってしまいます。
そこで、4ポートのUSBハブを買いました。ポートが4つ増えますが、ハブ自体がポートを1つ使います。また、キーボードを常時接続するとなると、更に1つ使います。
差し引き、USBポートが2つ増えました。この効果は絶大で、バックアップ用のHDDを常時繋げておくことができるようになりました。
もう一つ購入した小物は、micro-Bコネクタの0.1m延長ケーブルです。キーボードのmicro-Bコネクタが壊れやすいと評判でしたので、保護用に接続し、テープで固定しました。格好悪いけど、まぁ、いいか。
まとめ
今まで使っていたELECOMのキーボードが壊れてしまったので、前から購入しようと狙っていたThinkPad 0B47208を購入しました。
2013/08から発売しており、完成したデザインだと思っていました。しかし、使ってみると、期待していた使い勝手とはだいぶ違い、改善して欲しいポイントがいくつもありました。1万円ほど高額のBluetoothタイプを選ばなくて正解だったと思いました。
ところで、先般の記事に書いたように、壊れたはずのELECOMのキーボードは直せてしまいました。折角購入したので、どちらのキーボードも壊れるまで使い倒したいと思います。
コメント