安いリフィルを改造してウォーターマン製ボールペンを使う方法

使いたいときにインクが堅くなっている高級ボールペン

昔、学生時代に、身分不相応ながら、モンブランやクロスのボールペンを持っていました。

でも、当時普通に使っていた筆記用具はシャーペンばかりで、ボールペンを使う機会はほとんどありませんでした。なので、たまに使おうとすると、インクが堅くなっていて、使えませんでした。仕方がないので、近くの文房具屋さんでリフィル(替え芯)を注文すると1,000円くらい要求されて、しかも1、2週間待たされるようなことが多かったです。その間は、100円ボールペンでしのいでいました。

インクが届く頃にはもう、使う必要がなくなっていて、引き出しにしまうことになり、再び使いたいときにはインクが堅くなっているという悪循環でした。結局、高級ボールペンは2本ともどこかに行ってしまいました。

ウォーターマン製ボールペンとの出会い

学生時代の終わり頃、とある小説のあとがきに「作者はウォーターマン製の万年筆を愛用していた」と書いてありました。ウォーターマンなんて、いかにも滑らかに書けそうな名前です。そこで、文房具店に見に行くことにしました。

見に行った先では、万年筆は高くて手が出せませんでした。代わりに、隣にあったボールペンのデザインに魅かれて、1本買って帰ってきました。

丁度その頃、ある懸賞で、ウォーターマンのボールペンが当たり、2ヶ月くらいの間に図らずもウォータマンボールペンを2本所有することになりました。

デザインは、どちらも気に入りました。でも、書き味が全く異なります。片方は滑らかで、もう片方はガムテープの粘着面の上で書いているようでした。
中を開けてリフィルを見てみると、USA製とフランス製の2通りがありました。どちらがどちらとは書きませんが、当たり外れがあるということです。(ウォーターマンは、1954年にアメリカにあった全工場をフランスに移したとのことです。でも僕はそんな歳ではありません。リフィルのみOEMでつくっているのでしょうか?)

リフィルを改造する

筆記用具は書き易い方ばかりを使うので早く消耗し、書きにくい方が残るというように相場が決まっています。今回の場合も滑らかな書き味の方を先に使い切ってしまいました。リフィルを入手するしかありませんが、高額のリフィルが外れだったら嫌です。
他社製のリフィルを転用できないかネットで調べたところ、太さと長さを合わせることで対応できそうなことが判りました。実際に改造してみると比較的簡単でしたので、ここでその改造方法を示します。

他社製のリフィルを使うことは、日本筆記具工業会が替芯互換表を出しているくらいですので、改造して使っても別段の支障はないはずです。シャーペンだって、いろいろな銘柄の替え芯を使っても、文句を言ってくるシャーペンメーカはありません。

ここで示す改造法を真似していただくのは構いません。でも、くれぐれも自己責任でお願いします。ボールペンが壊れて損害を被ったり、作業で怪我をされたとしても当方は一切関知いたしません。

前置きはこのくらいにして、改造の説明を始めます。

改造対象とするウォーターマン製ボールペン

改造対象とするウォーターマン製ボールペン

先ず、ウォータマン製ボールペンを示します。改造は今回で2回目なので、この中には、前回改造したリフィルが入っています。

ZEBRA NEWHARD N-5200

ZEBRA NEWHARD N-5200

こちらが今回使うリフィルの供給元となるZEBRA NEWHARD N-5200です。本来なら、僕が最強と考えているエマルジョンのZEBRA EK-0.7(定価80円+税)を使いたいのですが、ボールペンをすぐに使いたいので、買いに行っている暇がありませんでした。

リフィルのチップがケース外に出ることを確認する

リフィルのチップがケース外に出ることを確認する

リフィルのチップ(先端)が、ケースの外に出ることを確認します。この確認作業は、案外重要です。ケースから出る長さが長すぎても短すぎてもいけません。ただし、短すぎる場合、チップを差し込むプラスチック部分を鉛筆削りの要領で削ることで若干長くできる可能性があります。芯が細くてガタつくようなら、テープを巻くことで対応できるかもしれませんが、粘着剤が残るので、違うリフィルを使うべきだと思います。

改造部品

改造部品

次に、リフィルを93mmで切ります。それを約8mmの長さに切った2mmφ×4mmφのシリコンチューブの中に通し、芯の先端が37mm出るところで止めます。シリコンチューブは東急ハンズで売っています。リフィルの直径は3mmφなので、無理やり通すことになります。このシリコンチューブはバネの力を受けるための構造です。

リフィルの後ろにある金色と黒の部品は、使用済みのリフィルを、後端から20mmの長さで切った部品です。黒い部分に切ってある溝が、その後ろに来る部品との位置合わせになっていて、自作できないので、気長にカッターで切って作りました。作業する場合は、くれぐれも怪我をしないようにお気をつけ下さい。中にインクが残っていると修羅場になるので、そちらにもご注意ください。

これらを組み合わせると完成します。

改造後のウォーターマン製ボールペン

改造後のウォーターマン製ボールペン

まとめ

リフィルを改造すれば、約1/10のコストで自分好みの書き味が手に入ります。

シリコンチューブ等を使うことで、細いリフィルを太くする事はできます。逆に、太いリフィルを細くすることはできません。

一度、改造がうまくいくと、他のボールペンでも改造してみたくなります。

今だったら、モンブランやクロスのボールペンのケースに、好きな書き味のリフィルをいくらでも入れ込むことができるので、なくしてしまったことが残念です。
過ぎたことは仕方がありません。さしあたって、次回の改造のために、ZEBRA EK-0.7を入手しておきたいと思います。

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