2016年に、身延線の甲府から東花輪まで歩いたことがありました。でも、その際は、写真を撮らなかったので、記事にできていませんでした。
そこで、今回、逆方向に歩き直しました。
東花輪

8年ぶりに東花輪で降りました。
小さい無人駅だったような覚えがありますが、有人駅でした。
歩き始めて左を見ると・・・

北岳を発見!
右側の白い雪をかぶった山です。
昔、あるセミナーを受けに行ったときに、講師の人が、「日本で1番高い山は富士山です。2番目に高い山を知っていますか?」という問題を出してきました。講師としては、答えられないだろうから、1番でないといけないと言いたかったのだと思います。
僕が「北岳です。」と答えたら、しどろもどろになってしまいました。悪いことしたな。

前には八ヶ岳が見えます。白い山々です。
北岳も八ヶ岳も日本百名山ですね。登ったことないけど。
八ヶ岳の右側が茅ヶ岳。日本百名山を書いた深田久弥終焉の地です。
このあたりは山梨なのにモモやブドウではなく、水田や畑が広がっています。のどかです。

韮崎南アルプス中央線と交差します。高速道路みたい。
韮崎と南アルプスは、お互いに南北にある関係なので、北に向かっている自分が交差するのは不思議です。
常永

常永駅は無人駅です。
駅舎は新しそうですが、1999年に建てられています。
自転車が沢山ありました。

押越ふれあい広場があります。
良さそうな公園ですが、誰もいません。
常永駅から直線距離で750mくらいあります。駐車場もなさそうです。
こんな交通の便の悪いところに誰が来るのでしょうか?

さらに300mほど行くと、湧水の里 沼公園がありました。
こちらは駐車場があるようです。
沼があって、お弁当を食べるのにいい感じです。
ペットの入園禁止と書いてあるのに、犬を散歩させている人がいました。

狭いトンネルで中央自動車道の下をくぐります。
車が来ると、よけられないので、小走りになります。

国母駅の寸前の跨線橋で身延線を渡ったら、間ノ岳(あいのだけ)が見えました。
右上から左下に谷がある雪山です。
谷はVの字に刻まれているというより、Uの字型に見えます。これは、氷河の名残で、カールと呼ばれます。何万年も前は、日本も極寒の地だったんですね。
間ノ岳は日本で3番目に高い山です。
つい、この間までは奥穂高岳が単独3位でした。
でも、間ノ岳が属する南アルプスは、伊豆半島が今でも本州を押し続けているために、毎年4mmずつ高くなっていると言われます。ただし雨で3mm削られるため、差し引き1mmずつ高くなります。
あと100年くらい経てば、10cm高くなるので、奥穂高岳を抜くのは時間の問題でしょう。
間ノ岳の左側には西農鳥岳があり、そのすぐ左に農鳥岳が見えます。
実は間ノ岳の右側には前述の北岳があり、北岳、間ノ岳、農鳥岳を総称して、白根3山と言います。

20号線を越えると甲府市地方卸売市場があります。
付近には、業者専用らしきお店や車が沢山ありました。

身延線は荒川を渡ります。
20号線の北側で荒川を渡るには遠回りになってしまうので、20号線に戻りました。
橋の西詰には滑り止め砂BOXが置かれていました。
この辺りも橋が凍結するのでしょうか。
国土交通省が管理しているんですね。
南甲府

甲斐住吉駅の東側に東京電力パワーグリッド甲府事務所がありました。
今まで見たことのないような巨大鉄塔が立っていました。
山梨は東京送電水力発祥之地の駒橋発電所や日照時間日本一を誇る北杜市があるので、水力発電や太陽光発電が主流なのでしょうか。

南甲府駅に着きました。
無人駅も多い身延線の中で、この駅舎は立派です。
散歩データ
コース:JR東海身延線 東花輪駅 → JR東海身延線 南甲府駅
距離:10.9km
時間:2h25m


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