9年ぶりに東海道を歩きます。
前回は、53次を京都まで歩きました。
今回は、大津の追分から大阪までの54~57次を2日間で歩きます。
新大阪
東京近郊に住んでいる僕は、あらかじめ、大津の追分の近くに宿を取っておかないと1日の時間をうまく使えません。そこで、比較的ホテル代の安い新大阪に宿を取りました。ホテル名は「ホテルクライトン新大阪」5,500円で泊まれました。

部屋の中はこんな感じ。必要にして十分です。予約は前日に取りました。
宿は04:20に出発しました。日の出は約06:16ですが、大津の追分まで移動しておく必要があります。

駅に着きました。誰もいません。
正面口から入ります。エスカレータの右側には動輪が置いてありました。でも、見学するような心の余裕はありませんでした。
東海道は、今まで東から西に歩いています。今回、京都・大阪間を歩きますが、ここだけ逆方向に歩くのも嫌なので、明日、またこの駅に戻ってくることになります。

新幹線の改札口はシャッターがまだおりていました。でも在来線は既に営業していました。女性の駅員さんに挨拶しつつ改札を通ります。

東海道本線の始発です。05:04発で京都まで行きます。
京都には05:46に到着し、05:51発の湖西線永原行きに乗り換えます。

JR山科には05:56に到着。

JR山科駅を出ると目の前が京阪山科です。

06:10発のびわ湖浜大津行きに乗ります。空が明るくなってきました。

ほぼ日の出時刻の05:15に追分駅に着きました。よし、歩くぞ!

旧東海道の山科追分に続く道がすぐに見つかりました。良かった。
徒歩以外だとちょっと遠回りしないといけないかもしれません。

9年半ぶりにに再訪の時が訪れました。山科追分です。道標があります。「みぎ京みち」と書いてあるようです。前回、2014年5月28日に、ここに来た時には事故で破損していて、撤去されていました。それが再建されていて、感無量です。
そうそう、道標の右上に京都市と大津市の境が示されています。つまり、僕の左足は京都府にあり、右足は滋賀県にあります。
前回は右の三条大橋の方に行きました。今回は左の大阪方面に向かいます。

歩き始めはこんな様子です。方角としては南西です。

また、道標がありました。「ひだりおゝつみち」と書いてあります。今後も結構道標が現れるのでしょうか?

名神高速が現れました。ガードをくぐってから右折し、しばらくは高速に沿って歩きます。

急にブドウ畑が現れました。結構大規模です。京都で果物というイメージが無かったので、びっくりしました。

ほら、観光農園もあります。

9年前に京都を歩いたときに犬矢来を初めて見て不思議に思いましたが、その後、東京でもあちらこちらに犬矢来があるのを見かけました。でも、これも犬矢来の一種なのでしょうか?こちら側から簡単に入れてしまいますし、猫なら楽勝でくぐってしまいそうです。

果物でなく、京野菜ならピンときますよね。すごく楽しみに品物をのぞいたら、ネギやキュウリでした。関東でも売ってますけど。

藤森神社は、菖蒲の節句発祥の地だそうです。

人が急に増えてきたなと思ったら、墨染駅がありました。(この写真では写らないように撮りました。)
現在時刻は、ほぼ09:00です。歩き始めて4時間くらい経ちました。今日は、火曜日ですので、会社や学校の始業時刻くらいですね。

伏見桃山駅近くの大手筋通り商店街です。今回の街道歩きでは、このようなアーケードのある大きな商店街を何度も横切ります。うちの近くにもこんな商店街があればいいのに。
「桃山」というからには、安土桃山時代の中心地付近だったということなのでしょう。
現在の伏見の中心地区のようでもあります。

伏見みなと公園広場は、伏見みなと橋と十石舟の模型がある雰囲気のいい場所です。昔は船の荷の積み下ろしで栄えた場所なのかもしれませんが、今日は誰もいません。貸し切りです。
この川は濠川で、すぐに宇治川に合流します。

宇治川沿いを150mくらい歩くと東高瀬川との合流地点があり、そこから東高瀬川沿いを50mくらい歩くとこの橋があります。
渡れるものとばかり思っていましたが、老朽化のため通行禁止でした。

そのため、550mくらい上流の三栖(みす)橋を渡ることになりました。ショックでした。

でも、おかげ?で、横大路変電所を見ることができました。横大路三栖池田屋敷町という地名で、池田三左衛門尉輝政、池田武蔵守利隆の屋敷跡だそうです。もちろん、理系の僕はそんな人知りませんでした。

改めて、宇治川と東高瀬川の合流地点です。ここから宇治川沿いを下ります。宇治川は、桂川と木津川と合流して淀川となり、その淀川にも沿って歩くことになります。これから25kmほどの長い付き合いになります。

宇治川の土手には距離標が埋め込まれています。ここから大阪湾までは、ほぼ、マラトンとアテナイ間の距離ですね。

パトロールタワーが見えてきました。京都競馬場です。今年、2023年の4月22日にリニューアルオープンしました。再来年、100周年を迎えるそうです。
手前の鉄道は京阪本線です。

競馬場の横には戊辰役激戦之址があります。新選組が戦ったようですが、歴史に疎い僕には猫に小判です。

桂川が浸水すると、水が4.4mの高さに達するそうです。向かって左側の宇治川沿いを歩いてきましたが、右側から桂川が近付いてきています。

淀駅です。大きいです。このバスが止まっているところのもう少し先に淀城跡があるようです。でも、歩いていた時は気付きませんでした。

正面に見える橋は宇治川の御幸橋(ごかうばし)です。
実は、この近くに宿を取りたかったので、ある旅館に前日に電話をかけました。「みゆきばし」の近くですよね?と尋ねたら、読み方が違うため怪しまれたのか、「そうですが、数日先まで空いていません」と断られてしまいました。

ごかうばしは、宇治川だけでなく、木津川にもかかっています。その間には、淀川三川合流域さくらであい館があります。三川合流の、3本目の川は前述の桂川です。これらの三川が合流すると淀川になります。

前述の宇治川御幸橋の写真で左端に見えるのは、であい館の展望塔です。(であい館の写真でも左端に切れた状態で写っています)この展望塔は、無料で開放されていて、上から三川を見ることができます。左手が木津川、右が宇治川、より右にちょっと見えませんが、桂川があります。

まだ2時前です。でも、そろそろ宿に泊まろうと思っているので、付近を観光することにしました。
まずは、飛行神社です。日本で初めて動力飛行機を発明した二宮忠八が創建しました。境内には飛行機のエンジン(J79-GE/IHI/11A)等が展示されています。

少し遅い昼食を食べることにしました。
地元で、人気のありそうな小谷食堂でカレー中華をいただきました。800円でした。美味しかったです。

付近で名所と言えば、石清水八幡宮です。ケーブルカーがありますが、街道歩きを始めたら、文明の利器は使いたくないので、勿論歩いて登ります。標高は120mくらいです。本宮10棟は2016年から国宝に指定されています。

石清水八幡宮の一ノ鳥居の脇にやわた走井餅があります。
名物は食べないと。

消費期限が2日であることと、街道歩きの最中に荷物を増やしたくないので、店頭で食べることにしました。お餅2つとお茶がついて、500円です。
実は、53次を歩いている時に、大津に走井餅という名物があって、販売店の場所がよく分からなかったため、食べることができず、とても残念でした。今回、約10年ぶりにありつけたので、嬉しく思い、そのあたりの話をお店の人にしようと思って、「大津にも走井餅ってありますよね?」と尋ねてみました。お店の方は、「このお店も元は大津から始まりましたが、現在は、大津の走井餅とは関係はありません」という素っ気ない返事でした。まぁ、そういう質問は日常茶飯事なんでしょうけどね。

今日は、「旅館橋本の香」にお世話になります。ちょっと調べていただけば分かりますが、前身は興味深い宿です。

経営は、中国系の方がされているようで、予約したときに、こちらから名乗らないと名前も聞かれないような状態でした。素泊まりで5500円で、少し不安もありましたが、シーツ等は綺麗でした。ただ、トイレは共同、風呂はなくてシャワー、錠前はネジ締り錠、夜は廊下の光がまぶしく、隣の子供も声も聞こえるような環境でした。まぁ、若い時バックパッカーだったので、それくらいはどうってことなかったですけどね。
散歩データ
コース:追分駅 → 大津宿 → 伏見宿 → 淀宿
距離:41.1km
時間:9h51m

