構成線を入れる

今、お手元にある絵は、眉間とあごの高さに短い水平線が入っている状態だと思います。

眉間と顎の高さに短い水平線が入った状態

眉間と顎の高さに短い水平線が入った状態

次は、鼻の位置を決めます。「比率を見極める技術」で培った技術を用いて、鼻の下端のラインを入れてみてください。
顔の整っている人は、眉と顎のちょうど中間、つまり5:5の比率の位置に、このラインが来るとされています。

鼻の位置の決め方

鼻の位置の決め方

このモデルさんも、整った顔をしているようで、ほぼ5:5の比率になりました。

なお、顔があまり整っていないモデルさんに対しては、本来の比率から5:5に近付けて描いてあげると、実際より美しい顔立ちになります。似顔絵は、似ているだけで喜ばれますが、実物以上に美人や美男子に描けていると、もっと喜ばれます。

次に、目の高さを決めます。

目尻と目頭を結ぶ線

目尻と目頭を結ぶ線

まず、右目の目尻(A)、目頭(B)、左目の目頭(C)、目尻(D)をつなげた線をイメージします。このモデルさんは、たれ目なので、少し上に凸ですね。
その線の中点Mが、眉毛と鼻の下端の距離を分割する比率を見極めます。

目と口の位置の決め方

目と口の位置の決め方

少し、西洋系の顔立ちで、眉と目の距離が近いので、1:9に分けているようです。そうしたら、Mをその位置に来るようにしつつ、A~Dの位置も含めた構成線を引いておきます。

口の位置も同様です。上唇と下唇が合わさる位置が、鼻の下端と顎の距離を分割する比率を見極めます。
僕には3:7に分けているように見えました。また、このモデルさんは意思が強そうで、口がへの字型をしています。よって、中央の分割の位置を意識しつつ、への字型の口を薄く描いておきます。

眉毛は上がり眉ですので、それをまねて延長しておきます。

だいたいの輪郭も引いておきます。
輪郭を引く上では、次の3点に気を付けます。

  1. 顔の横幅が一番広くなるところはどこか
  2. 曲がり方が急になる所はどこか
  3. あごが尖っているか丸いか

このモデルさんの場合、顔の横幅が一番広くなるのは目の高さのあたりです。また、曲がり方があまり急になっているところがありません。あごは丸いです。よって、ほぼ半円を描けばよいことになりました。

構成線がほぼ完成した状態

構成線がほぼ完成した状態

構成線がほぼ完成した状態です。

なんか、ヘルメットをかぶったお兄ちゃんのようです。あまり女の子の絵になるようには思えません。でも大丈夫。構成線はこんなものです。

この構成線に基づいてパーツを書いていけば似てきます。

耳の高さや額の大きさなど

耳の高さや額の大きさなど

耳の高さを決めましょう。
耳の上端は、眉間の高さと一緒です。耳の下端は、鼻の下端より少し下(鼻:口=3:7)です。これらのことを考えながら耳の輪郭を描きます。

次に、頭巾と前髪の高さを決めます。
頭のてっぺんと眉間を5:1:4に分割すると、頭巾の下の位置と前髪の高さが決まります。

さらに、右目の目尻の位置(上述のD点)を決めます。
顔の輪郭の幅を9:1に分割した点です。
同様に左目の目尻の位置(同A点)を決めます。

整った顔の人は、目頭(B点とC点)の位置が、目尻(A点)と目尻(D点)の間を3等分した位置になります。
このモデルさんも目頭の位置が、目尻同士の間を3等分しているので、その位置に、小さな点を打っておきます。

構成線の完成

構成線の完成

構成線が完成しました。
とにかく、構成線は、比率を見極めて印を打ち、印と印を線でつないでいくという作業になります。

次は、いよいよ目、鼻、口などを描き込んでいきます。

 

目や鼻を描く
いよいよ目や鼻を描き入れていきます。目頭と目尻の印を始点と終点として、上まぶたの輪郭を描きます。このモデルさんは、目頭からの距離と目尻からの距離が3:7くらいのところが一番高くなっているので、そこに注意します。上瞼の輪郭を描き終わったら、練...
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