鉛筆画が書けたら、スマホで持ち歩いたり、人に見せたりするためにスキャンしてみましょう。
鉛筆画をスキャンする際に、僕が気を付けていることは、次の2点です。
- 鉛筆画がギザギザしないように適当なピクセル数にすること
- 白から黒まで広くて自然なグラデーション(諧調)をつくること
スキャンしただけで、これら2点を同時に満たすことは難しいので、スキャン後、画像編集ソフト(GIMP)を使って加工しています。
鉛筆画がギザギザしないように適当なピクセル数にする
印刷する場合、写真なら300~350dpi、線画なら200dpi以上なら、ギザギザが気にならないと思います。dpiは、dots per inch の略で、1インチ(2.54cm)あたりの点の数を示す、解像度の単位です。
もし、あなたが最終的にL判のサイズ(8.9cm×12.7cm)に写真品質で打ち出して楽しみたいのであれば、長辺に 12.7[cm] ÷ 2.54[in/cm] × 350[dpi] = 1,750[pixcels] のピクセル数があれば大丈夫です。
画面表示の場合は、たかだか96dpiですので、L判の3倍のサイズ(面積にして9倍)に拡大してもギザギザに見えないはずです。
ちなみに、僕がブログに乗せる画像は、基本的に長辺を780 1,200ピクセルにしています。そのため、スキャンした結果が780 1,200~1,750ピクセルにおさまればよしとしています。
解像度を上げ過ぎてもファイルサイズが大きくなるだけで、得なことはありません。
白から黒まで広くて自然なグラデーションをつくる
デジタル化する
スキャナを使って、実際にスキャンをします。
裏面は白紙にしておきましょう。さもないと、裏写りしてしまいます。
モードが、「カラー」、「グレースケール」、「白黒」とあった場合、「カラー」又は「グレースケール」を選びましょう。
デジタル化するには、デジタルカメラを使うこともできます。
この時は、絵の中心にレンズの中心を合わせ、かつ、絵の面とレンズが平行になるようにして、遠近歪みをなくすことが必要です。さらに、ズームをできる限り望遠側にしないと、中心と周辺でも歪が生じてしまうので、ご注意下さい。
グラデーションを調整する
こちらがスキャンしただけの鉛筆画です。サイズは897×1705でした。
写真の言葉を使うと、眠たい(コントラストが低い)絵ですね。
ノートに書いた絵なので、ページの境目も写ってしまっています。
顔の横にゴミもあります。
ここからソフトを用いて画像を編集します。
まず、レベルを調整しましょう。
僕の使っているGIMPなら次のように選びます。
- 色 → レベル
自動調整機能があるので、試してみましょう。
わっ、こりゃダメだ。
擦れたような背景が汚すぎます。
手動調整するしかないようです。
初期状態では線形ヒストグラムなので、右上にあるボタンで対数ヒストグラムにして、諧調の分布を見やすくします。
白い三角を左に動かすと、擦れたような背景の部分を白く飛ばしてくれます。不要な部分が全て飛ぶぎりぎりのところまで動かします。
黒い三角を右に動かすと、だんだん黒がしまってきます。ヒストグラムの分布が始まる境目か、その内側に入れてあげると良い感じになります。
最後に、グレーの三角を一番自然に見える位置に移動します。
さらに、ゴミを取り除けば完成です。





