比率を見極める技術

大抵、導入部はつまらないものです。

一刻も早く絵を描きたいのに、線の練習ばっかりだったりして、なかなか絵を描かせてくれません。

このページでは、線さえ引きません。でも、大事。

僕の言う、比率を見極める技術とは次のような技術です。
先ずは、下の図を見てください。

黄金分割

黄金分割

線の真ん中に区切りが入れてあります。黄金分割ってご存知ですか?別に知らなくても構いません。今、この区切りは、左と右が6.18対3.82という黄金分割という比率で入れてあります。この比率は最も美しい比率とされています。いかがでしょう、美しいですか?僕は、日本でよく用いられている、白銀比(5.86対4.14。A4等の縦と横の比率)の方が好きですねぇ。

それはともかく、比率を見極める技術とは、これを6.18対3.82と見極める技術です。

ウソです。そんなに細かいことを求めません。6:4くらいかなぁで大丈夫です。多分。(白銀比だって6:4じゃん。わざわざ黄金分割を持ち出さなくても。。。)

ただ、線が真横の場合だけでなく、縦でも横でも斜めでも、この程度の割合(足して10になる整数同士の比率)で見極められることが重要です。

例題を用意しましたので、それぞれ何対何か答えてみて下さい。

 

比率の問題

比率の問題

 

いかがですか?

では、答えを示します。

 

比率の解答

比率の解答

 

全問正解できましたか?

これが簡単だと思えるようでしたら絵は描けたも同然です。多分。

 

縦と横の比率
そろそろ絵を描きたいですよね。それでは、モデルさんにご登場願いましょう。どうぞ。可愛いですね。可愛いと思わない方はどうぞお引き取り下さい。あなたと僕は美に対するセンスが異なるので、以下に示す絵を描く過程や文章が苦痛に思えることだけだと存じま...
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