幻想即興曲のタイミングの取り方

幻想即興曲の第3小節目に愕然とする

クラシックピアノを弾く人が憧れる曲の一つに幻想即興曲があります。

「音符の数は多いけど、和音が少ないから、なんとか弾けるかなぁ」なんて思って練習を始めると、第3小節で愕然とします。

たびたび出している楽譜ですが、これです。

初めてこれを見たときは、「なにこれ?」っていう感じでした。

まず、上の5線譜のファの音の前に付いている記号が分かりませんでした。以前の記事に書いたように、インターネットの無い時代に、これがダブルシャープだと分かるまで、本屋さんで楽典立ち読みするなどして、数カ月かかりました。

もっと困ったことは、音の長さです。

この小節の中で、右手で弾く音の数は、最初の休符も入れて16音です。それに対して、左手で弾く音の数は12音です。音の数は4:3ですから、音の長さは3:4になります。

つまり、1拍目に右手と左手を同時に弾き、4拍目に右、5拍目に左、7拍目に右、9拍目に左、10拍目に右を弾くのです。

あなたにはこれができますか?

左右同時に弾く音だけに集中する

これを弾くために、ゆっくり練習してみたり、リズムだけを取ろうとしてみたり、いろいろ試してみました。結局、断続的に2年間くらい努力しても、この小節を弾くことができませんでした。

ある日、「左右同時に弾く音だけ同時に弾いて、あとの音は適当にごまかす」という弾き方を思いつきました。赤丸で囲んだ4か所の音を左手と右手で同時に強く弾くことだけに集中したのです。

そうしたら、あっさりと弾けるようになりました。

どうせプロのピアニストだって、ロボットのように、正確なタイミングで音を出すことはできないはずです。素人の趣味なんですから、なんとなく、それらしき音楽になればいいんです。

ちなみに、音大生の前で弾いたこともありましたが、特に変だとは言われませんでした。

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