ボールペンの比較

最近、YouTubeとかを見ていると、ボールペンでやたらに上手い字を書く人を見かけます。

例えばこちらのサイトなどです。中国人でしょうか。
インクフローと紙の相性を追求し、線の強弱を自由に操ることで、このような魅力のある字が書けるようになるのでしょう。

日本人でもいます。例えばこちらのサイト。
トメ、ハネ、ハライが素晴らしいですね。
動画の中では、綺麗な字が書けるペンとして、ゼブラ サラサクリップ、ゼブラ サラサドライ、ぺんてる エナージェル、三菱 ユニボールシグノ307、三菱 ユニボールシグノ キャップ式の5本が紹介されていました。

びっくりしたのは、そこらへんで入手できるペンではありませんか。
ただ、僕は0.7mmを使うことが多いのですが、動画では1.0mmのような太めのペンを使っているようでした。

そこで、早速、太めのボールペンを買ってきて、手持ちのボールペンと合わせて書き比べてみました。

まずは、写真を示します。

1. uni ball Signo太字

uni ball Signo太字は、前述の動画に紹介されていたので入手しました。
赤い字を書く場合は、uni ball Signo DX 0.5を愛用しています。発色がいいし、かすれません。
三菱鉛筆製です。三菱鉛筆は、uniの芯ホルダとHi-uniのシャーペンの芯をよく使っています。一時期uni-ball eyeというボールペンを使ったこともありました。でも、今は後述のように、エマルジョンインクが気に入っているので、uni-ball eyeは使っていません。

2. SARASA CLIP 1.0

SARASAはZEBRA製です。昔からZEBRA製のボールペンは好きです。でも、SARASAを買ったのは初めてです。

3. ENERGEL 1.0

ENERGELはPentel製です。あっ、今年(2026年)の4月1日からアストラムになったんですね。ただし、Pentelという製品ブランドは残るようです。
Pentelは、15年くらい前に、HI・POLYMER FOR PROというシャーペンの芯がありました。Hi-uniより滑らかで最も好きな製品でした。
SMASHというシャーペンは20年くらい愛用しています。0.3mmも含めて5本くらい持っているので、余程のことが無い限り、我が人生でシャーペンを買うことは無いでしょう。

4. Fortia em 0.7

廃番商品です。でも、最も気に入っているボールペンです。キャップを無くしたモノも含めて3本持っています
軸の太さがφ7.5(実測値)なのが僕には丁度いいです。インクもエマルジョンの0.7です。書きやすいし、ほとんどかすれないし、黒が濃いです。
最近、Amazonや楽天で見かけることがあり、衝動買いを抑えるのが大変です(笑)

5. VCORN C

パイロットのVCORN Cです。顔料インクでかすれなく、最後の1滴迄トラブルなく使えるため、絶対的な信頼を置いていました。多分、10本は使い切ったと思います。でも、こちらも廃番商品です。二度と買えません。なんでCでないVCORNの方が残ったのかな?
現在、赤い字は、前述のuni ball SignoDX 0.5をメインに使っているので、この20年前に購入したVCORN Cにも、まだ奇跡的にインクが残っています。

6. Juice up 05

ある学校を訪れた時に、Juice up 04のメタリックブルーをノベルティグッズとして配っていました。当初は、「よくあるボールペンの配布か」と思って気にも留めていませんでした。でも、動画で、ボールペンでもトメ・ハネ・ハライができることを知り、その貰ったボールペンで試してみたところ、なかなか綺麗に書けました。それがこの記事を書くことになったきっかけでもあります。

メタリックでなく、黒でその表現力を知りたいと思い、買ってきました。

「永」の字で比較してみた

「永」の字で比較してみることとしました。
ご存じの通り、永字八法という言葉があり、文字を書く際の基本的な動作を網羅しているそうですね。ちなみに次の通りです。

「側(そく)」(点)
「勒(ろく)」(横画)
「努(ど)」(縦画)
「趯(てき)」(ハネ)
「策(さく)」(右上がりの横画)
「掠(りゃく)」(左ハライ)
「啄(たく)」(短い左ハライ)
「磔(たく)」(右ハライ)

はじめ、「永」の字には、横画のトメが無いではないかと思いましたが、2画目の折れ曲がりのところは、勒(横画)をトメてから、努(縦画)を書き始めるという意識なんですね。
また、縦画のトメも無いと思いましたが、努(縦画)をトメてから、趯(ハネ)を書き始めるという意識何ですね。習字を1年間だけ習っていたけど、そんなこと教えてくれなかったな。今後、字を書くときの意識が変わってくるなぁ。

では、比較結果をご覧ください。

uni ball Signo 太字

悪くは無いですね。
トメ・ハネ・ハライは綺麗にできます。(永の字では、ハライが甘いですが、「太」の字の左ハライは綺麗に抜けています)
インクに若干のツヤがあり、墨のようです。ただし、光を反射するということでもあり、見る角度によっては、黒がしまっていない感じに見えてしまうところが残念です。

SARASA CLIP 1.0

こちらも悪くは無いです。
トメ・ハネ・ハライは綺麗です。インクフローは良く、かすれません。
線に強弱をつける場合には、慣れが必要かもしれません。
ただ、インクには、ツヤがありません。光が全て吸収されていくようです。色が単調で、線が交差していてもどちらが先に書かれたか後に書かれたかの判別は付きません。その意味で、線に面白みはありません。

ENERGEL 1.0

残念ながら、上質紙では裏写りしてしまいます。
また、自分の意思に反して線が太くなったり、細くなったりします。
僕には使いこなせません。

Fortia em

僕の常用のボールペンです。
エマルジョンで、黒の発色がいいです。
ただし、真ん中のハネを見ると分かるように、たまにインクがかすれるときがあります。粘性が高くてこうなってしまうのでしょうか。
また、0.7でありながら、線が細く、打ち込み、曲げでは、筆のような形を作るのはちょっと難しいです。

VCORN C

やはり、このボールペンを開発した人はただモノではないですね。トメ・ハネ・ハライがほぼ思い通りにできます。
今まで普通に書いて大満足していましたが、意識して綺麗な字を書きたい場合にも使えます。
ただ、ゆっくりトメる場合、裏写りしてしまいます。そこがちょっと残念。
廃番商品なのは、返す返すも残念です。

Juice up 05

マジで良いです。0.5の太さしかないのに、トメハネハライが一番上手く表現できます。
ただし、線の縁をよく見ると、微妙にプルプルしています。(実は、赤も持っていますが、赤の線もプルプルしています)
メタリックブルーの場合は、縁がプルプルすることなく、非常にスムーズでした。メタリック感を出す材料にそのあたりの秘密があるのかもしれません。

まとめ

現在、僕はのし袋を筆ペンで書いています。しかし、万一ボールペンで書かなければならな状況になったら、SARASA CLIPをつかうと思います。太さ、書きやすさ、発色がその理由です。

普段、字の練習をする場合には、Juice up(色に指定がなければメタリック系)を使うことになるでしょう。書いていて本当に楽しいです。

でも、これらのボールペンは、普段の書類を書くのになぜか適しません。
早く書くとなぜか野暮ったい字になるんですよね。
よって、普段使いの黒ボールペンは今まで通りFortia em 0.7、赤ボールペンはuni ball Signo DX 0.5を使おうと思っています。
一度、手に馴染んだ文房具ってなかなか変えられません。

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