オイラーの公式によれば、
となり、θが実数の場合、複素平面上の単位円上のいずれかの点になります。
にわかには信じがたいことですが、証明もできます。
そうなると、複素数の複素数乗って一般的に求められるの?と思いませんか?
例えば、とか
ってどんな数になるのか気になりませんか?
それをちょっと考えてみました。
一般化して解いてみる
先ず、一般化して解いてみます。つまり、
はどんな形に変形できるのでしょうか?
ここで、言うまでもなく、a、b、x、yは実数です。
まず、x + i yを極座標にします。
rとθは、x = r cos θ、y = r sin θを満たすような値ですが、説明はしなくても大丈夫ですね?
さらに、rをeで表しておく必要があります。そうしないと、指数が虚数になった場合に手も足も出ません。
とおくと、
なので、元の式に代入して、
となります。
ここで、もう一度x + iyをrとθで表します。
です。
よって、指数も考慮すると、
となります。
2^iを考えてみる
ここでを考えてみます。2は、r = 2、θ = 0です。また、指数はa = 0、b = 1なので、
となります。
第一象限の単位円上の値だったんですね。
i^iを考えてみる
次にを考えてみます。iは、r = 1、θ = π/2です。また、指数はa = 0、b = 1なので、
となります。
思ったより華のない実数でした。
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