GARMIN製GPSが故障?19年前の日付を示している!カシミールでの対処法は?

GARMINのGPSが、19年も前の1999年の日付を表示するようになってしまいました。
でも、これは、(おそらく)仕様なのでしょうがありません。
ここでは、カシミール(地図ブラウザソフト)と組み合わせて使う場合の対処法について書きます。

GPSが壊れてしまったのか?!

僕は外出する時、GPS(GARMIN etrex VENTURE HC)を使って行動の軌跡をとっています。
帰宅してから、カシミールという地図ブラウザソフトを使って、PCにデータを取り込み、数年前のハイキングを懐かしんだり、訪れたことのない場所への旅行計画を立てたりしています。

今回、2018/10/21に外出し、帰宅してからPCに軌跡データを取り込んだところ、うまく取り込むことができませんでした。いえ、取り込めはしましたが、データの日付が1999/03/07になっていたため、スタート時刻で並べ替えたときに、想定外の位置に置かれてしまったのです。そのため、データが消失してしまったと勘違いしてしまいました。

ご存知の通り、GPSは複数の衛星から発信される時刻信号を受信し、本体の位置を算出します。このとき、衛星は時刻だけでなく、日付の信号も出しています。ですので、GPSが算出する年月のデータが異常値を示すことはあり得ないと思っていました。

そこで、カシミールを再起動したり、GPSを再起動したり、マスターリセットしてみたりして、何度かデータを取り込み直してみました。しかし、カシミールに取り込まれた1999/03/07の日付は変わりませんでした。

改めてGPSの本体を見ると、日付欄に1999/03/07と表示されているではありませんか。データの取り込み過程で日付が変わったわけではなくて、GPS本体が19年前の付を示していたんです。7年間使って来たGPSがいよいよ壊れたと思いました。ほんの一週間前まで正常に動いていたのに。。。

異常な日付を示す原因の解析

でも、不思議なんです。位置情報や時分秒はいずれも正確なんです。
そして、24時をまたぐと日付は1999/03/08に変わりました。ここで「GPSは壊れているわけではなく、そのような仕様なのではないか?」と思うようになりました。

では、どうしてこんな日付を示すのでしょう?

解析の手始めとして、日付の差をとることにしました。今は、Excelという強い味方がいて、簡単に日付の差を取ることができます。
結果は、7168日でした。

数字の性質を知る常套手段は素因数分解です。
偶数なので2で割ってみると3584。更に2で割ると1792。更に2で割ると896。更に2で割ると448。ここまで連続して2で割れる数は偶数ではあるものの、偶然の数ではありません。更に2で割ると224。更に2で割ると112。更に2で割ると56。更に2で割ると28。更に2で割ると14。更に2で割ると7。7は素数です。言うまでもなく、一週間の日数です。なるほどね。
つまり、7168 = 7×2^10だったんです。明らかに仕様です。

「GPS」「7168」というキーワードでググってみると、GPSのサイクルは1024週という英語のページがありました。やはり仕様だったんです。

GARMINは航空機用のGPSも作っていますが、そちらでは問題を生じていないのでしょうか?
大きなニュースになっていないようなので、事前に何かしら手を打ってあるのでしょう。

カシミールへの対応は?

ところで、僕のGPSは、買い替えるしかないのでしょうか?

正直な話、カシミール上で日付が合わせられれば、別段困ることはないんです。買い替えるほどのお金もないし。

実は、次の手順を踏めば、カシミール上で、データの日付を変えることができます。一度GPXファイルにしてしまえば、テキストエディタで修正ができます。

  1. 「GPSデータエディタ」上で、日付を変更したいトラック名を選択する(複数選択可)
  2. 「ファイル」→「選択したGPSデータの書き出し」
  3. 「ファイルの種類」で「GPXファイル [*.GPX]」を選択し、
    適当なファイル名(ここでは「new.gpx」)を付けて「保存」
  4. 「new.gpx」ファイルをテキストエディタ(例えばメモ帳)で開く
  5. 日付を適宜変更する(例えば「1999-03-07」を全て「2018-10-21」で置換する)
  6. 「保存」して閉じる
  7. 「ファイル」→「開く」→「GPSファイル」
  8. 「ファイルの種類」を「すべて」にする
  9. 「new.gps」を選択し、「開く」
  10. 「GPSデータエディタ」で、元の1999年のデータを削除して完了

僕はさしあたって、この手順で頑張ろうと思います。

追記(2018/12/07)

カシミールのGPSデータエディタは日本標準時(JST)で表示されます。しかし、gpxファイルは、協定世界時(UTC)で出力されます。したがって、9時間の時差が発生します。

例えば、カシミール上で08:30:00 1999/04/10となっている時刻が、gpxファイルでは、1999-04-09T23:30:00Zとなります。ここで、gpsはISO8601の拡張形式という表記法であり、Zは協定世界時を示しています。

日本標準時で午前9時をまたぐと、協定世界時では日付が変わってしまいます。その場合、2回に分けて日付を修正しなければなりませんので、ご注意ください。

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