スマホが充電できない原因はUSBケーブルの劣化かも!?

僕の持っているAndroidのスマホで、充電できないことがたびたび起こるようになりました。
原因は電源を供給するUSBケーブルの劣化でした。買ってきて交換したら元通り充電できるようになりました。

はじまりは冬の朝

僕はスマホを夜中に充電しています。

平成最後年のある冬の朝、起きてみたら充電のメータが97%を示していて、100%まで達していませんでした。
冬だから電池に元気が無いんだろうなと思い、あまり気にしませんでした。

次の日は100%まで充電されていたので、たまたま調子が悪かったのだと思いました。

だんだん弱ってきた

でも、そんな状態が2週間おきとなり、1週間おきとなり、だんだん発生間隔が短くなってきました。

僕のスマホは、電源ケーブルを抜き差しするたびにバイブレーションが作動しますが、夜中にいきなりブルブルし始めることもありました。

おかしいと思い、2つの原因を考えました。

1つ目は、コネクタの接触が悪くなったこと。
手にもって、コネクタ部分を少しゆすると、バイブレーションが作動することがあったので、これが最も怪しいと思いました。でも、ゆすらなくてもバイブレーションが作動することもあったので、断定はできませんでした。

2つ目は、使い始めて4年なので、電池が劣化してきたこと。
毎日充放電していますので、そろそろ寿命かもしれないと思いました。

いずれにしても、修理か買い替えだろうと、覚悟を決めつつありました。

ついに充電できなくなった

令和の時代になり、一晩中充電用のUSBケーブルをつないでいても、充電メータが1%も増えない日が出てくるようになりました。例えば、67%から1%も増えませんでした。2、3日このままの状態が続けば全く使えなくなります。これはピンチです。

ただ、よく考えてみると、家族のUSBケーブルを借りるときがたまにあって、その時にトラブルが起きた記憶がありませんでした。もしかしたらケーブル?

ケーブルを交換してみた

善は急げで、会社の帰りにUSBケーブルを買ってきました。

帰宅後、すぐに交換してみると、見る見るうちに充電メータが上がっていくではありませんか。やれやれ。どうしてもっと早くケーブルという原因に気付けなかったかな。

メカニズムを考えてみた

スマホの充電電流って結構大きいです。1Aとか2Aとかうたっていますよね?
電気の世界で、1Aってかなり大きい値です。電子レンジが500Wで動作している時、約5Aですから、その1/5です。一人暮らしの場合、20A契約なんて普通です。
ケーブルの抵抗がもし、1Ω(オーム)あったとすると、それだけで電圧が1V下がってしまいます。

1Ωって、ちょっとした接触不良でもできてしまうくらいの小さな値です。最も電気を良く通す銀(1.59E-8[Ωm])であっても髪の毛の太さ(Φ0.1)まで細くして、さらに1mの長さにしたとき、抵抗値は約2Ωですから。

スマホの充電電圧は5Vなのに、電圧が1V下がって4Vになってしまったら、おそらく正常に充電することはできません。今回のトラブルはおそらくこのようなメカニズムだったんです。そもそも、僕のケーブルは2mで長かったもんな。

まとめ

ケーブルは、酸化する(錆びる)などして、徐々に劣化する(抵抗値が上がる)と思います。

充電の性能がだんだん悪くなってきたなぁと思ったら、USBケーブルを変えてみるのも手だと思います。もちろん、原因はこれだけではないので、試す場合には、自己責任でお願いします。

コメント

  1. やま より:

    素晴らしい記事、有難う御座います。

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