今更ながら、携帯用に手指消毒用スプレーを買いました。
手指消毒用スプレーを衝動買い
コロナ禍の昨今、お店の入り口には手指消毒用のスプレーが置いてあることが一般的です。
僕は当初、この手指消毒が嫌でした。なんか、擦り込んでいるうちに手垢が出てきそうじゃないですか。
でも、人間は慣れるもので、今はなんとも思いません。それどころか、外出時にいつでも消毒できるように、自分で持ち歩こうとさえ思うようになりました。
自分で持ち歩くにあたっては、使用量を一定にするために、シュッとスプレーしたいものです。そこで、以前に購入したハッカ油のスプレー容器が開くことを待っていました。
でも、ハッカ油って、あまり量を使いません。夏ならタオルにつけたりしますが、寒い季節だとほとんど減りません。なので、容器が空く気配がありませんでした。
先日、たまたまダイソーに行ったら、スプレー容器に消毒薬が入った状態で売られていたので、つい買ってしまいました。
商品を使ってみた
商品は、和歌山県にある紀陽(きよう)除虫菊株式会社の手指消毒スプレー(品番K-2413)です。MADE IN JAPANです。
売り文句は、「速乾性、すぐに乾いてベタつかない!シュッとひとふきで瞬間消毒」です。
使ってみると、確かにすぐに乾きます。肌が荒れることが少なさそうな感じもします。
においは・・・イソプロパノールの匂いですね。良いとはいえません。
キャップが付いていて、カバンの中で暴れることはなさそうです。吊り下げて持ち運ぶことはできません。
ネジを回せば、消毒液を詰め替えることができます。使い終わったら、詰め替えて使いたいと思います。
有効成分について考察してみる
少し真面目に説明書を読んでみます。
有効成分は「ベンザルコニウム塩化物 0.05%」です。
これは、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が公開している「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価(最終報告)」にて、(塩化ベンザルコニウムという名称で)0.05%以上の濃度があれば有効性が認められています。つまり、濡れている手にスプレーすると薄まってしまい、効果があるとはいえません。
ベンザルコニウム塩化物は、逆性洗剤の一種です。平たく言えば、リンスと同類です。
リンスは髪の毛が汚れていると汚れの方に結合してしまい、効果がなくなるので、シャンプーで汚れを落としてから使います。
また、シャンプーを十分に洗い流さないと、今度はリンスがシャンプーと結合してしまい、やはり効果がありません。
同様に、逆性石けんは、汚れがあったり、石けん分が残ったりしていると効果がありません。
こんなことを知っていると、「手が著しく汚れている場合には、石けん等でよく洗浄し、石けん分を十分に洗い落とし乾燥させた後に使用する」という説明文が記されている理由が理解できます。
まとめ
紀陽除虫菊(株)製 手指消毒用スプレー(K-2413)をダイソーで購入しました。
コストパフォーマンスは良いと思います。消毒液を使いきったら、スプレーの容器に別の消毒液を詰め替えて使い続けたいと思います。
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