足温箱を作った。銀マットの銀面は足の逆側にすべきでは?

冬、机に向かっていると、足から冷えてきます。

数年前に「段ボール箱の中に足を入れると暖かい」との記事を読んだ覚えがあったので、足温箱を作ってみました。

箱の底にはレジャーシート(銀マット)を敷きました。レジャーシートは、足が当たる側をポリウレタン面、段ボール側を銀面にして使うべきだと思います。

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寒いのは苦手

僕は寒がりです。冬の間は、1日でも早く春が来ることを願っています。
机に向かっている時に足から冷えてくることには、特に閉口します。

20年くらい前に、腰まですっぽり入るようなヒータ付きの足温器を使ったことがあります。ただ、スイッチをONすると熱すぎるし、OFFすると冷たくて、すぐに使わなくなりました。
湯たんぽはお湯の温度を変えたりカバーを選べば温度を調節できるので、ヒータよりは使い易いかもしれません。でも欲を言えば、地球環境保全のため、電気やガスを使わない方がより望ましいと思います。

早い話が、自分の体温で暖かく過ごせる方法を求めています。

最近までは、毛がもこもこのスリッパで我慢していました。でも、大き過ぎたためか、冷たい空気が横から入ってくるようで、暖かくはありませんでした。

エアーキャップはあまり暖かくない

数年前に「段ボール箱の中に足を入れると暖かい」との記事を読んだ覚えがありました。そこで、段ボールの底に、エアーキャップを2重に敷いて、足を入れてみました。

空気は熱伝導率が悪いので暖かいはずです。それが、思ったより暖かくありませんでした。材質のポリエチレンの熱伝導率が高いのかもしれませんし、プチプチの凸部の周りに対流で冷たい空気が流れ込んでくるのかもしれません。

100均でレジャーシートを発見

インターネットを検索していると、100均フットウォーマが暖かいという記事も目に留まります。そこで、近所の100均に行ってみました。でも、売り切れてしまったのか、それとも時期が遅かったのか、見つかりませんでした

ネオシード(株)製 アルミ レジャーシート

アルミ レジャーシート

ただ、ふと見かけたところに銀マットのようなレジャーシートが売っていたので、買ってきました。ネオシード株式会社の製品です。100円+税でした。楽天やAmazonでは随分高い金額で売っているので、いい買い物だったかもしれません。

段ボールの底にレジャーシートを敷いてみた

段ボールの底にレジャーシートを敷いてみた

早速段ボールの底に敷いてみました。

昼間使った限りでは、そこそこ暖かく感じました。でも、夜中になると、すごく暖かい訳でもありません。ただ、エアーキャップ程冷たくはありません。

よく考えてみると、アルミは金属です。熱伝導で熱が逃げて行ってしまうのではないでしょうか?
そこで、インターネットで銀マットの使い方を検索してみました。しかし、銀面と樹脂面のどちらを使うのかについては、論争中で決着がついていないようでした。

ポリウレタン面を足側にしてレジャーマットを敷いてみた

ポリウレタン面を足側にしてレジャーマットを敷いてみた

だったら、自分で試してみて、暖かい方を採用すればOKです。文句を言う人は誰もいません。

そこで、ポリウレタン面を足側、銀面を段ボール側にしてみました。結論から言うと、こちらの方が暖かく感じました。考察は、記事の最後に書いておきますので、興味がありましたら、ご覧ください。

リラクシングソファ用 補充ビーズ

リラクシングソファ用 補充ビーズ

レジャーシートで、足の裏は暖かくなりました。でも、足の甲が冷たいです。
今度は、近くのイオンの中を歩いているときに、リラクシングソファ用の補充ビーズを見つけました。このビーズは発泡スチロールでできています。きっと暖かいはずです。

完成した足温箱

完成した足温箱

モノは試しと、補充ビーズを入れてみました。
ビーズは布製の袋に入った状態で売られており、段ボールにそのままの状態で入りました。

足を脇からビーズの下に入れることで、足の甲まで暖かくなりました

まとめ

自作の足温箱を作りました。体温で温めるので、光熱費はかかりませんし、火事にもなりません。今シーズンはこれで乗り切れそうです。
お風呂に入ってから使うと、特に効果があります。ポカポカし過ぎて、たまに足を出しているほどです。ひざ掛けは併用しています。

レジャーシートは薄いのに温かいです。レジャーシートでくるぶしまで隠れるようなスリッパを作ればそれだけで十分に温かいのかもしれません。


保温のためにはレジャーシート(銀マット)のどちらの面を使うべきか

銀面を足側に用いると、熱が伝導でシートの銀面に伝わります。一度、銀面に熱が伝わると、アルミの熱伝導率は高いので、アルミ面内に拡散します。アルミが薄ければ、熱容量が小さいので、熱量は少なくてすむかもしれません。しかし、放熱を考える必要があります。単位面積当たりの放熱量が例え少ないとしても面積が広ければ全体としての放熱量は多くなりますその熱量は、足から供給しなくてはなりません。裏のポリウレタンは、伝導モードでの空中への放熱を若干低下させる可能性があります。しかし、ポリウレタン層が、今回のレジャーシートのように、裏から銀面が見えるほど薄いのであれば、銀面から赤外線として放射されるエネルギーを防ぐ効果は期待できません。トータル的に考えると、ポリウレタンシートのみを使った方がいいくらいかもしれません。

ポリウレタン面を足側に用いると、ポリウレタンは空気を含んでいて、熱抵抗が高いので、足から伝導モードで放熱する熱量が抑えられます。また、足からは、赤外線によるエネルギーの放出もあります。レジャーシートのポリウレタン層は薄いので、上述のように赤外線も通すことでしょう。しかし、赤外線は電磁波なので、ポリウレタンの向こう側にある銀面で反射されます。これが再度、足に吸収されて熱に戻ります。トータル的に考えて、こちらの使い方の方が、熱量のロスは少ないと考えられます。

熱は分子の運動エネルギーです。よって、熱が伝わるにはモノ同士が接触して、その運動エネルギーが隣に伝わるという形をとります。熱が反射するという表現は疑問で、金属面で反射するのは電磁波です。電磁波が金属の表面に到達すると、電子がそれを吸収して高いエネルギー状態になります。次に電子が元のエネルギー状態に戻る際に、余分なエネルギーを電磁波として放出するのが反射光です。

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