報連相(報告、連絡、相談)の違いは、インプットが異なることによって生じます。
報告のインプットは所属組織が自分に、連絡のインプットは外部が自分に、相談は自分が所属組織にインプットします。
報告・連絡・相談の違い
報連相が大切だとは言われても、どれも同じに思えてしまいます。
そこで、意味を辞書で調べて、違いを考察してみました。
辞書は、EX-wordに入っていた精選版日本国語大辞典を使いました。
報告:ある任務を与えられた者が、その用務の状況・結果などを述べること。
連絡:情報などを関係者に知らせること。
相談:どうするかを決めるために話し合うこと。
報告とは
報告は、任務から始まります。任務は普通、所属組織が与えます。よって、図示すると次のようになります。

報告
つまり、「所属組織」が「自分」に「任務」をインプットします。その任務についての状況・結果を述べることが報告です。
連絡とは
連絡は、情報を知らせることです。自分が伝えるべき情報は、外部から得られることが多いです。よって、図示すると次のようになります。

連絡
つまり、「外部」が「自分」に「情報」をインプットします。その情報を所属組織にいる関係者に伝えることが連絡です。
相談とは
相談は、話し合いです。報連相を求められる時、決めるべき課題を持っているのは自分です。よって、図示すると次のようになります。

相談
つまり、「自分」が「所属組織」に「決めるべきこと」をインプットします。その決めるべきことについて話し合うことが相談です。相談により、決定事項が得られます。
まとめ
報告・連絡・相談の違いは、インプットに着目することで明確になります。