独学で第一種及び第二種電気工事士に合格する方法

第二種電気工事士の免状を取得してから必要に応じて第一種電気工事士を受験しましょう

ご存知だとは思いますが、第一種電気工事士の試験に合格しただけでは第一種電気工事士の免状をもらえません実務経験が必要だからです。

ただし、第一種電気工事士の試験に合格すると認定電気工事従事者になることができます。認定電気工事従事者は600V以下の自家用電気工作物の工事ができます。でも、一般用電気工作物の工事はできません。平たく言えば、学校や会社の壁に埋め込んである電灯のスイッチを取り換えることができるかもしれませんが、自分の家の壁に埋め込んである電灯のスイッチを取り換えることは電気工事士法で禁止されているということです。

第二種電気工事士の場合、試験合格後、申請をすれば免状を発行してもらえます。第二種電気工事士は、一般用電気工作物の工事ができますので、家の壁にあるスイッチを取り換えることができます。しかし、今度は逆に自家用電気工作物の工事ができないので、学校や会社の壁のスイッチを取り換えることはできません。

電気工事士になるからには自分の家の電気工事ができるようになりたいですよね?そうすれば、街の電気屋さんに高額の出張費を払う必要がなくなります。受験に関わる費用を考えると元を取ることは難しいとは思いますが、それは言わない約束です。

ともかく、第一種と第二種の両方の受験を考えている人は、先ず、第二種電気工事士を受験しましょう。

勉強方法はどちらもほとんど同じです。ただし、第一種電気工事士の出題範囲の方が広く、実技の難度も高いです。

筆記試験は過去問を丸暗記すれば大丈夫です

筆記試験対策は、過去問を買い、正解できるまで繰り返し解き、暗記しましょう。過去問と同じ問題が出ることが多いので、数年分の過去問を覚えれば合格点が取れます。

僕は、本屋で平積みされているテキストは人気と実績があると思い、下記を買いました。

でも、丸暗記って辛いですね。理由が書いてあればもっと覚えやすいのにと思うことが何度もありました。

  • 20xx年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集、オーム社
  • 20xx年版 第一種電気工事士筆記試験完全解答、オーム社

実技試験に臨むため、工具と練習セットを買いましょう

筆記試験終了後、自己採点すると、合否が分かります。
合格することが判ったら、工具と練習セットを買いましょう。

工具セット

特にこだわりがなければ工具のセットを買いましょう。必要にして最小限の工具が揃います。

僕は、秋葉原の西川電子部品株式会社でHOZANのS-18という電気工事士技能試験セットを購入しました。S-18は、布製のツールケースに8点の工具類が入っています。西川電子部品で購入した理由は、当時、工具の見本が置いてあって、圧着を試せたからです。

セットの中の圧着工具(P-737)は「中」までしか圧着できませんが、試験で「大」を圧着することはありません(僕が受験した時はそうでしたが、技能試験のテキストを見て、「大」の圧着が無いことを確認すると確実です)

S-18に加えて受験票と鉛筆を持てば、実技試験に臨めます。

ただ、僕はフジ矢製のニッパを買い足しました。ニッパを使えばゴムブッシングに素早く容易に切り込み入れることができます。ハサミでも良いと思います。練習では電工ナイフも使ってみましたが、不安定で危ないと感じました。

フジ矢製ニッパ

フジ矢製ニッパ

練習セット

練習セットは、秋葉原の九州電気株式会社で購入しました。九州電気で購入した理由は、店頭で見て買いたかったこと、品数が豊富であること、既に何度か電線を購入した実績があったことの3点でした。

九州電気では、器具セット電線セットを分けて販売しています。
第二種電気工事士を受験する際には、次のセットを購入しました。

  • 第二種電気工事士 技能試験用練習キット 器具セット
  • 第二種電気工事士 技能試験用練習キット 電線セット

電車で持ち帰りましたが、特に電線が重たいです。銅の塊みたいなものですからね。

第一種電気工事士を受験する際には電線の種類が変わりますし、第二種と共通の電線もほとんど使い切ってしまったので、電線セットは買いました。

  • 第一種電気工事士 技能試験 練習用電線セット

練習用器具セットについては、ホームページで第一種と第二種の器具の差分をメモし、店頭でそのメモを渡して揃えていただきました。さすがにプロで、10分も経たないうちに揃えていただけました。

実技経験がなければDVD付きのテキストがおススメ

実技試験の場合も本屋で平積みされていたテキストを購入しました。

  • 20xx年版 公表問題版 二種電工技能試験 DVD付き、オーム社
  • 第一種電気工事士技能試験候補問題できた!、電気書院

第二種試験の場合、実技の経験が無ければ、DVDが付いているテキストをおススメします。確実な手順や勘所が短時間で分かります。実技を披露している各種動画サイトもありますが、テクニックを一通りさらっているのか初心者には分かりませんし、自己流で雑な仕上がりになるような可能性もありますので、注意が必要です。

第一種の場合は第二種とあまり変わるところはないので、DVDは必ずしも必要ではありません。

受験体験記

第二種も第一種もほとんど同じなので、まとめて書きます。

筆記試験の勉強

上述のように過去問を解くだけです。10年分を2回ほど解きました。不正解の場合はテキストの問題番号の横に四角マーク、正解の場合はチェックマーク、不正解後に正解したら四角の中にチェックマークを付けました。間違えた問題を集中して解き直し、チェックマークが2つ並べば出来るようになったとみなしました。

勉強はなるべく毎日やるようにしました。でも、一日に一年分を解くだけの気力が無かったので、だいたい25問程度を解きました。気分が乗らなくて5問くらいの日も多々ありました。勉強期間は約2ヶ月くらいだったでしょうか。

試験日が迫ってきたときに、「折角、お金を払ったんだから一発で合格しなきゃな」と思ってようやく真面目に取り組んだ感じです。

第一種の時は、第三種電気主任技術者免状(電験三種)を持っていたので、筆記試験免除の申請をすることもできましたが、テキストを買ってしまっていたので、受験しました。電験で勉強しない事柄も出題範囲にありましたので、受験して良かったと思います。

筆記試験当日

第二種は120分で50問の試験です。1問に2.4分かけられます。
第一種は140分で50問の試験です。1問に2.8分かけられます。

どちらも時間がかなり余ったので、終了まで待っていることができずに途中退室しました。

技能試験の練習

技能試験の練習は、技能試験の練習は複線図を書く練習から始めました。

複線図を書くにあたって、実際に色を使うか、実線や点線等の線種に色の意味を持たせるのかを早い段階で決めましょう。僕は消しゴムで描き直せることを重視して、点線等にしました。慣れれば識別に何の問題もありませんでした。

実技は、輪作りなどの部分練習から始めました。

始めて候補問題に取り組んでみたときは、3倍くらいの時間がかかりました。試験時間内に終えることは不可能に思えました。でも、練習しなければ早くなることがないので、候補問題に1日1題ずつ取り組みました。5、6問解くうちに、試験時間内に終了できる目途が立ってきました。

HOZANの合格ゲージや合格クリップといったアイテムも購入しましたが、どうも馴染めませんでした。特に、合格クリップについては、まとめたりほどいたりしている暇があれば、それを確認時間にあてて、圧着してしまった方が僕としては容易でした。

技能試験当日

第二種は下期に受けました。

技能試験は12月の初旬で、会場に向かう時に寒くて指がかじかんでしまいました。指を温めるためのカイロがあればと思いました。寒さが苦手な人は上期の受験をオススメします。

第一種を受ける際に、絶対に上期にしようと思ったら、一年に一度しかないんですね。それも第二種では下期あたる時期だけです。寒い場所でも指先が動く技量も試験の範囲内なのでしょうか。さすがに、この時はカイロを持参しました。

会場もすごくあたたかいという訳ではなかったです。

布のメジャーは、動くと気になるので、両面テープで机に貼りました

試験が始まると、すぐにケーブルを切断する音が聞こえました。よほど練習しているのでしょう。でも、ケーブルに予備は無いので、まずは複線図を描き、ケーブル長を計算し、鉛筆でケーブルに印をつけて、数cm余ることを確認してから初めて切断するという、練習通りの手順をふみました。

どちらも時間は10分ほど余りましたので、ひたすらチェックを重ねました。

第1種の時は、締め付けを確認しているうちに、ランプレセプタクルのねじを回し過ぎてしまって台座部分を破損してしまいました。「あっ」と思いましたが、時すでに遅く、そのまま提出しました。でも合格できました。

おわりに

この記事中に、何か一つでもお役に立てる情報があれば嬉しいです。

頑張って勉強・練習なさって下さい。合格をお祈りしております。

 

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