コクヨのシンプルノート術 | 書評

ノートの一番上にあるNo、Date、タイトル欄を活用していますか?

新しいノートに書き始めるときは、なぜか丁寧に書き始めるものです。
そんなとき、ノートの上隅にあるNo.とかDateとかの欄に目が行って、「わざわざ欄が用意されているのだから、活用すべきだろうか」などと思うことはありませんか?

僕はこれらの欄を使ったことが無かったので、試しに全ページにNo.を振ってみたことがあります。でも、変わったことは何も起こりませんでした。「あ、そのことならNo.15ページに書いてあるから見ておいて」などということも一切ありませんでした。

なぜこれらの欄が用意されているのでしょうか?僕には分かりません。紙面の無駄にしか思えません。

そもそも活用している人はいるのでしょうか?

この「コクヨのシンプルノート術」の表紙を見た時、「ノートを作っているコクヨの社員さんならこのあたりの重要性を把握してノートの全機能をフル活用しているに違いない」と思い、読むことにしました。

ノート術は結局自分で追求しなければなりません

この本には「ノートはこのように使いなさい」と書いてあるわけではありませんでした。そのかわり、「こんな使い方があるよ」という記載例が100通り載せてありました。

それらの記載例によれば、Dateやタイトル欄がある横罫ノートの場合、半分以上の人がそれらの欄を使っていました。「へー、やっぱり使う人がいるんだ」
この事実は、ページの途中で日付が変わった場合、ページを変えずに日付を書き込んで、そのまま追記していくスタイルの僕にとって、少々驚きでした。日付欄を使うと、日が変わった場合、新しいページから書き始める必要があり、もったいないと思います。

ただ、No.欄を使っている人はいないようでした。となると、このNo.欄、本当に必要なんでしょうか?

ところで、コクヨの社員さんたちは、方眼ノートを使ってる比率が高い(記載例100通りのうち50通り)ようです。方眼ノートにはNo.、Date、タイトルの欄が無く、各自、日付とタイトルを自由に書いていました。

100通りの記載例を見ていると、結局、ノート術に正解は無く、理想とする使い方を自分自身で試行錯誤しながら追求しなければならないと、改めて思いました。

他にも驚いたことがありました

紹介されている100通りの例を見て、他にも驚いたことがあります。

  • ほとんどがA4、A5、A6のA系列のサイズであること
    →大学の時のレポートはA4でしたが、自分の周りではB5のノートが主流です
  • 測量野帳の愛好者数が多いこと
    →測量野帳の使用者は、測量士に限定されている訳ではないんですね
  • ノートを丁寧に使っていること
    →イラストとか表とか、上手すぎます
  • 右端に色を塗るなどしてインデックスとして使っている人がいること
  • スマホで撮影して、電子データに変換している例が多数あったこと

このうち、電子データに変換して持ち歩く方法に興味を覚えたので、早速試そうと思います。

ところで、電子化して配布資料にする場合、ページ番号が付いていた方が便利です。そうなると、きっとNo欄の出番ですね。そのことを見越して、ずっと昔からNo.欄が用意されていたとすれば、超遠大なる設計思想だと思いました。


コクヨ株式会社:たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術、KADOKAWA、2016、ISBN978-4-04-601761-1

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